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ぼくの伯父さん

正確には従叔父にあたる人の話を書きます。
父の従兄弟にあたる方で、実家も近所なのですが、大人になってから交流を持ったので、不思議な距離感にある人です。
父の従兄弟と言っても父と同世代ではなく、父の15才下ぐらい、私の15才上ぐらいの作家さんで今は実家ではなく、大山の工房で制作をされています。
父方は特に芸術家が生まれるような家系ではなく、どちらかというと母方の方が絵を好きな人が多いので、父の親戚の中では異色の人で、その人がいたお陰で私も多少ブラブラしていても許されたような部分があります(笑)
ただ、一つ違うのは山ノ内さんは幼い頃、神童のようなタイプだったそうです。
だから、東京の大学に行き、地元に帰ってきたら当然、役人やら教員になるもんだと周囲は思ったのだと思います。
それが、定職に就かず海で流木を拾ったりしていたものだから、苦労人の父からして見たら「何をやっているんだ??」と思わざるを得なかったのではないでしょうか。
私も「こういう作品を作る人なんだな」と知ったのが10年ぐらい前で(普段、取材を受けない人らしいが、たまたま雑誌で見かけた)、それまで私の印象も親戚が語る「不思議なおじさん」でインプットされていました。
イメージ的にはヒッピー系仙人のような・・・。
ただ、周りの人からどう言われようと、作家の場合、作品を見たらわかるわけだから話が早いですよね。
作品を見てもどうせ素人にはわからんだろう、とはったりをかます人も中にはいますが、山ノ内さんはそういう人ではないので、その辺は信用のできる人です。
作品もそうだけど、空間や人となりも面白いので、私は仕事の邪魔をしてはいけないと思いつつも、つい、大切な友人にだけ紹介したくて、度々山ノ内さんの工房に行っています。
敷地が広くて竪穴住居もありました。
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これは去年の春の写真ですが、今はドームが建っているようです。
山ノ内さんは「アーティストではなくて、職人だ」と誇りを持って言われていましたが、独特の作品群を見たらこれはアルチザンの作品ではなくアーティストの作品だろう、と思われます。
または、木や自然が山ノ内さんに作らせているのかもしれません。
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「作品を貸してください」とお願いしたところ、「受付にどうぞ」とすごい形のテーブルを用意してくれました。
残念ながら、これはものすごく重くて2階の会場に運べないだろう、ということになり、別の物にしていただきます(多分)
自然が作り出す形はとても面白いものばかりで、行く度に新たな驚きがあります。

ジュピタリアン・ヒル http://jupitarianhill.daiverse.com/