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日々の写真

新宿

日々の写真

海に行ったら、台風の後だったので遊泳禁止でした。
残念、また来年。

土蔵蕎麦について。

その後、大きな地震もなく、個展を開催しています。
小さな余震はまだ続いており、お店にいたりするとお客さんが「今のは震度2だね」と言い合い、みんなが地震計のようになっています。
土蔵蕎麦さんは地震の影響で本来店舗がある3階ではなく1階での営業になっています。
・・・そうなると、なかなか画廊のある3階まで上がってくる人も少ないです。
お蕎麦のついでにお客さんを呼び込もうと思ってたのになw
本来は3階にお蕎麦屋さん、喫茶、画廊が詰め込まれていて、そこら辺に飾ってある絵や民芸品、写真などを見るのも楽しいです。
また、お蕎麦屋さんの窓から見える景色が美しいので、是非3階で営業を再開された際には見てみてくださいね。
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3階の店舗はこんな感じです。
いい雰囲気です。
土蔵蕎麦 ことりっぷ

浪人中のこと。

実家にカルトンを取りに行ったら、浪人中の絵が出てきた。

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この時はまだデザイン科にいて、浪人している途中で版画科に行こうと決めて、油絵科に移った。
その後、予備校も大手に変えて希望の大学に受かった。

実は、大学に入るのに2浪している。
高校2年の夏から東京の美大予備校に通い出して、その時通っていた中くらいの規模の予備校でいつも上段(上中下でランクづけされる)だったので、私立は現役で受かると思っていた。
何故、私立限定で言うのかというと「芸大には現役で受からない」と思ったから。
どうせ、2浪するなら最初から芸大を目指せば良かった。
東村アキコさんが画塾の先生に「なんで東京芸大じゃなくて、学芸大受けるんや。あそこは美大じゃないだろ」と言われ「(東京芸大には)受からないからです!」アキコのキャッチコピー「諦めからはじめよう」と漫画にかいていたけど、私もそういう志の低い高校生だった。
志が低いっていうか・・・芸大合格者の参考作品としてパンフレットに載っているようなデッサンと自分の作品を見比べてフツーに「ここには達していない」と感じていた。
普通大学の人から見たら「2浪もしてんの?」という感じだが、20年前は倍率が40倍で、5浪とか6浪とかする人もいた。
美大だと浪人してるのは珍しくないし、海外に留学したり(もしくは、放浪したり)するのも珍しくない。
あと、他の4年制の大学とか専門学校に行ってた人とかもいたので、同級生の年齢層が幅広かった。
紆余曲折あっても、それが作品に生かせればいいよね。いや、生かせなくても面白ければいいんじゃん?みたいな雰囲気だったし、自分もそうだった。
お金を稼げるようになるよりも、沢山の経験をすることが人生の醍醐味だと信じていた。

 
話がズレたけど・・・
結論としては、浪人はして良かったと思う。
親にして見たらたまったもんじゃないけどw
自分としても10代後半で、周りがみんな遊んでる中、毎日毎日朝から晩までコンクリートの壁が湿気てる予備校に閉じ込められて、講師にギャンギャン言われて、よくわからん石膏とか描いて、濡れ雑巾で頭を覆われているような鬱屈した日々だったけど・・・。
物をよく見て描くとか、考えて画面を作るとか、受かるように傾向と対策を練るとか、うまくいかなかったら何度もやり直すとか、そういうのって大事だねと。
技術と感の筋トレみたいなもんだから。
筋肉もないのに、サラサラサラッと描いて「オレ天才」なんて魔法はない。
そういう人は本人が気づいてないだけで、ジャイアンリサイタルになってるから。
最後の秘境 東京藝大」という本が今、売れてるらしいけど、単なる変人集団ではなくて、みんな一応基礎ができてるから、あそこにいるわけです。
で、卒業したら行方不明って書いてあったけど、ちゃんと就職してる人もいっぱいいますよ。

 

個展のお知らせ

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倉吉市で初の個展を開催します。
場所は土蔵蕎麦内の民芸画廊です。
白壁土蔵群の中に昔からあるお蕎麦屋さんで、蕎麦屋の中に展示するのではなくて、蕎麦屋の横に画廊があるのです。
しかし、その画廊は土蔵蕎麦の中にあるのです。
何が何やらわからないですよね。
来ればわかります!
私は土蔵蕎麦に初めて足を踏み入れた時、びっくりしました。
このびっくりはいい意味のびっくりです。
土蔵蕎麦という建物内に民芸展示スペースと喫茶店と蕎麦屋と画廊があるのです。
創設者の好きな物を全部詰め込みました!みたいな空間です。
現在、蕎麦屋をやられているのは3代目で、初代のおじいさんが写真が趣味のお蕎麦屋さんで、こうなったらしいです。
おじいさんは蕎麦屋で儲けて、若手の作家支援もされていたそうです。
場所も面白いし、おじいさんのエピソードも気に入った私は祝日があって、気候のいいシーズンに個展を開くことにしました。

期間・11/1(火)~23(水)
AM10:00~PM17:00
※3日以外の木曜日は休廊
※11/11~11/13と11/18~11/20、23AMは作家不在

場所・民芸画廊(土蔵蕎麦3F)
倉吉市新町1丁目2429-5
電話・0858-23-1821

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今回の展示では旧作に加え、新作10点を展示します。
作家不在の日以外は看板娘と一緒に毎日出勤しようと思います。

 

ちづる

以前、交流会でお会いした(映画の宣伝に来ていた)赤﨑正和さんの「ちづる」を観ました。
この映画は赤﨑さんが自分の妹(自閉症・重度知的障がい)と母を1年間撮影したドキュメンタリーで、赤﨑さんはこの作品を立教大学在学中に撮られたそうです。
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妹と母と3人の生活は一見幸せそうに見えるけど、お父さんは事故で亡くなって、自分も進路の悩みがあって、現在働いていない妹を将来的にどうするか・・・とかそんな話も出てきます。
かと言って、重い雰囲気の映画ではなく、妹がアイドルから年賀状が来たと喜んでいたり(ほんとうは母が書いたもの)、母のお金を盗んでとっくみ合いの喧嘩になったり、千鶴さんがかわいいです。

 

もう一つ、グループホームを舞台にした映画「くちづけ
レビューを見て、これは絶対好きそうな映画だ、と思ってDVDを購入しました。
「メゾン・ド・ヒミコ」みたいな感じだろう、と。
(マイノリティーがそれぞれ事情を抱えながら、共同生活をしているという点で)
しかし、もうちょっと社会派な映画でした。
でも、「ちづる」よりはエンターテインメント性のある作品で、最後死んでしまうんだけど、そこがセンチメンタルすぎるというか、私としては「親なき後、生きていけるようにするのが、親の務めだろうが!殺すなよ」と思ってしまいました。
ですが、この脚本ができたきっかけというのが宅間孝行さんが新聞で「余命3ヶ月の父が知的障がいのある息子を殺害」という数行の記事を見たことによるものだそうです。
じゃあ、仕方ないか・・・。
結論としては、映像も綺麗だし、貫地谷しほりもかわいいし、面白いです。
でも、なんだろう・・・
知的障がい=子どもっぽい=純粋みたいな描き方とか、ウーヤンの妹が兄の所為で婚約破棄されたりするのとか、施設の娘の同級生のギャルが「お前ら、キモイんだよ」と言ってくるとか、障がい者を取り巻く環境の描き方がステレオタイプって感じ。
グループホームでの生活は夢のように美しいです。
でも、それは守られた世界での話だから、外の世界にはマコをホテルに連れ込む男がいたり、暴言を吐いてくるギャルがいたり、お金のシビアな問題があったりするわけだから、親は悲観的になってしまうのかもしれません。

 

子どもができて以降、何でも親目線で見てしまって、何か事件があると「娘がこんなことに巻き込まれたらどうしよう」とか「こんなことをしでかしたらどうしよう」とか「この子は現役で大学に行ったら、その時期ちょうど天中殺だ。浪人した方がいいかもしれない」とか、とにかくしなくていい心配をしてしまうようになってしまいました。
(そんなんだから、便秘したとか熱出したとかですぐ病院に行く)
障がいがあったら、尚更、親はちょっとしたことで不安になってしまうのかもしれませんね。
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そんな娘も半年経ちました。
超元気です。

 

街角アート

あいちトリエンナーレを観に行った時、街中に作品があるって面白いなと初めて思った。
越後妻有も瀬戸内芸術祭も行ったけれど、あれは周りが田んぼだったり、田舎の島だったりして、そこに現代美術を持って来たら、それは不思議な景色になって面白いのはわかりやすい。
あいちは場所が名古屋市だったこともあり、都会で建物が乱立しており、その隙間に「あー、あれ?作品?」と宝探し形式で観て回った。
スペインのグエル公園も行ってみたいとずっと思っていて、「新婚旅行で是非」と夫にねだっていたのだが、乗り物酔いするから長時間のフライトに耐えられないと言われ、その内に子どももできて結局行けなかった。
それで、この間、東京に行った時にドラードギャラリーに行ってきた。
なんとなく、ガウディの建設したカサ・バトリョのようなイメージのアパートで1階に画廊が入っていた。
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↑こんな感じの陶器がくっついていたり、都心にも出やすいし、ここに住んだら楽しいだろうな、と思った。
こんなアパートに住みたいな、こんな街に住みたいな、という場所が日本には少ないように感じる。
ヨーロッパなんてどこに行っても街並みが美しくて、こんな所に住んだら毎日が映画の主人公みたいな気分になるに違いないとわくわくする。

 

街の中で見かけるアート(?)で、もう一つすごい人を見かけた。
それは派手な帽子をかぶって横浜をママチャリで走るオジサンだ。
宮間英次郎さんという人らしくて、私が見かけた時は耳にビーカー(結構大きめの)をつけていて、その中に本物の金魚がいた。
トレードマークの帽子には「お母さん ぼくはここにいます」と書かれていた。
アーティストだと知らなかったので、普通にヤバイ人だと思った。
それはこの間の話ではなく、10年前の話。
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宮間さんは毎日がわくわくに違いない(笑)
どこにいても、自分がアートなのだから。

 

麗しの日本美術

夏の間にいくつかの美術館に訪れました。
都心にあるいくつかの施設に行ったのですが、中にカフェやショップがあったり、美術館の周りも色々あって、1日いても飽きがきません。
特に、根津美術館は日本庭園がすごい!
外国人観光客にはオススメです。
都会に疲れた女性にもオススメ。
癒されるます。
(入口にいらっしゃるコンシェルジュのような初老の男性が親切です)

 
根津美術館は私立の美術館で、もともと東武鉄道社長の根津嘉一郎のコレクションが出発点だそうです。
今、美術館があるのは根津家の私有地だったそうです。
つまり、あのすごい庭は根津さんちだったわけです。
根津さんはお茶をされたりしていたので、茶室もあったし、ミュージアムショップには茶道のオリジナルグッズなどもありました。
(書や茶席のイベントなどもあるようです)
そんな根津家のお宝が見られる素敵な美術館なのですが、池に燕子花が咲く頃に行くと、尾崎光琳の燕子花図(国宝)が見られます。
その他、重要文化財を沢山所蔵しているのは、戦後、海外に日本の美術品が流失していたのを根津さんが食い止めたくて購入した、というような理由もあるようです。

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有名な入口から癒し空間が広がります。
建築は隈研吾氏が手掛けていて、ねづカフェの天井が和紙でできていて、自然光がとても綺麗に入ってきていました。

根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/

 

SNSの罠。

これだけみんながFacebookだのツイッターだのをやっているのに私の周りの友人知人は「やらない派」が多い。
私の親なんかはわからないからやらないのだけど、そうじゃなくて何か理由があって「私はこういったものはやらん!」と決めている人が2~3割いる。
私も以前は登録したものの放置していたのだが、鳥取に帰ってから使うようになった。
最初は自分の作家活動の宣伝の為に使おうと思っていたのだが、完全に友人知人とのコミュニケーション手段として使いだした。
そして、あっという間に依存した。
休日に友だちと映画に行って、カフェでお茶したい・・・
仕事帰りにフィットネスクラブに行きたい・・・
綺麗な工房で楽しく制作したい・・・
今まで叶えられていた生活が遠い世界になってしまった。
「あれが嫌だこれが嫌だと言っていても仕方がない」と思うようになったのはここ1、2年である。
適応能力が低いのだろうか・・・?
で、その適応できてない間はスマホ依存症になり、SNSで友人知人の動向を見て、そっちの世界にいる自分がほんとうの自分だと思っていた。
現実逃避というか、現実のすり替え?

今、育児をしたり家事をしたり、その合間にちょっとだけ制作をしたりしているけど、その間ずっとスマホやタブレットを持ち歩いている。
子どもができてから本が読めなくなったなぁと思っていたが、本を読んでいた時間がスマホを見る時間に代わっているのだった・・・!
ほんとうに怖い。
何でもネットで調べられる時代になる前から、割と調べたがりだったし、情報を沢山得てから臨むのが安心だった。
そして、今や調べなくても毎日毎日ニュースや友人知人の動向が知れる。
(ついでに思い出したくない人まで出てくる)
画材から食料品まで何でも買い物もできちゃう。
家にいながら世界を把握でき、世界中の物が買い物できて、自分探しの旅に出なくても素晴らしい人の意見を知って刺激を受けることができる。
勿論、こちらから作ったり、発信したりすることもできる。
ただ、不思議なことに時間潰しにはなっても、記憶には残らない。
人間労をせず得たものは(知識もお金も)身につかないものだ。

生まれました。

はい、ドーン!

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(裸に見えますが、薄いピンクのロンパースを着ています)
一ヶ月前に子どもを産みました。
常に機嫌が悪そうな顔をしている子どもで(この写真はまだマシな方)、夫にも「眉間の皺はデフォルト(初期設定)」と言われています。
私は密かにおなかにいる時のストレスの所為なのではないか、と思っていますが・・・。
妊娠中、母親がストレスにさらされているとコルチゾールというホルモンが分泌されて、子どもに母親のイライラが伝わり、おなかの中で身をすくめているそうです。
そこで、漫画の紹介です。
「ママだって、人間」(田房永子)
出産前に読んだので、予習になった。
年が近い著者の妊娠→出産→子育て漫画で、かなりリアルに感じた。
「この間まで焼肉食べてたのに、桃一切れしか食べられない・・・」とか(私は食べない方が具合が悪くなったので、絶えず物を食べていて、最終的に17kgも太った)、出産が山登りみたいで楽しいとか、自分で産んでおきながら「どうしよう、大変なものを産んでしまった・・・」と不安になったり、私だけじゃないんだな、と勇気を貰った。
特に、出産が痛くないという風に描写されていたので、出産自体を楽観視するようになったけれど、そこだけは嘘でした。
嘘というか、個人差?
私は破水してから産まれるのに33時間もかかって、陣痛に耐えてる時間が長かったので、「マジでムリ!!産むのやめる!!」って感じでした。
1ヶ月違いで子どもを産んだ同級生は陣痛がきてから、病院に行ったら2時間で産まれたらしいし、お産は人それぞれです。
生まれたら、クライマーズハイみたいになって痛かったのを忘れたけど。
というか、私は生まれた子を見るまで自分の中にとんでもない化け物が入っているんじゃないか、と思っていて、ものすごく不安でネットで障がいやら奇形やら、更には凶悪事件やら調べて、一人不安に駆られていた。
講習で染色体異常やら、育児ストレスで母親にバットで殴られた赤ちゃんの話やら、無脳症の話を散々聴いていたり、羊水検査をするように言われたり(結局しなかったけど)して、親に「子どもが楽しみだ」と言われても「この中にはとんでもないものが入っているかもしれないのに、何を呑気なことを言っているんだ」と思うようにまでなっていた。
だから、出てきた子どもを見て「ほんとに人間が入ってたんだ~」と安心した。

もう一つ。
「ダーリンは70歳」(西原理恵子)
短期間で重版がかかって、話題になっているらしい。
誰が70歳かというと西原理恵子の今の彼氏、美容整形外科医の高須先生が70歳で、50歳と70歳のカップルの話(お互いの伴侶には先立たれている)
あの鴨ちゃんの次が何故、高須先生なのだろう・・・と思ったが、元々高須先生が西原さんのファンでファンレターを書いていたらしい。
ファンレターって・・・
高須先生ならあらゆるツテを辿れば、好きな漫画家ぐらい紹介してもらえるだろうに。
しかも、好きな漫画家が大島弓子や萩尾望都じゃなくて西原理恵子っていうところに高須先生独特の感性を感じる。
高須先生は昭和大の医学部を出ているのだが、そこ出身の女医さんが「本気で医者と結婚しようとしている薬学部や看護学部の生徒には敵わない」と言っているのが描かれていたが(医学部は勉強が忙しいので、薬学部や看護学部の女子の方が女子力が上)、私の夫の従兄がそこの薬学部卒で「薬学部って女の子が多いんでしょ?」と訊いたら「親に医学部の男を捕まえて来いって言われてる女子ばっかでさ~」と言っていたのを思い出した。
実際、そんなことが世間では行われているとは知らなかった。
西原さんの場合・・・
20歳の西原理恵子は頑張ってやっとそれなりの美大に受かり、働かない男と同棲。
そして、今の西原さん(50歳)が現れて「死ねや、私ー!」と言って、20歳の自分を斬る。
西原さんは言う「本気で最良物件つかむ気なら、婚活は18歳から全力疾走。己の持っているものを全て使うべし!」
私も20歳の自分に会えたら、同じことを言うと思う。
娘にはよーく言って聞かせないと。
間違っても、売れない小説家とか劇団員とかアーティスト志望のフリーターとかとつき合わないように。