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Archive: 2015年10月

月と六ペンス

近くの図書館に金原瑞人さんが講演に来られたので、行ってきました。

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私の中の金原さんのイメージはヤングアダルト系の本を訳している方でしたが、その他にもすっごく沢山の本を翻訳されています。
何故、私にはそのイメージがあったのかというと、高校生の時にオリーブという雑誌を買っていて、そこに赤木かん子さんが海外のヤングアダルトの本を紹介していて、その繋がりで、そう思い込んでいたようです。
その時、紹介されたいくつかの本を読み、自分の目の前に広がる現実の青春に幻滅するという・・・(笑)
だから、今回の講演会で訳していて困ったことは?という質問に「あまり若い人の小説だと自分の中に文体がなくて困る。逆に、月と六ペンスのような古典だったら困らない」と言われていて、意外な感じがしました。
そういうのが得意な人だと思っていたから。
でも、そう言われてみれば、私だって60すぎて、どこかの国の男子高校生の書いた小説を訳せと言われても(私に翻訳する才能があったとしても)困るかもしれません。

「月と六ペンス」(サマセット・モーム)は最近、金原さんの訳に変更になったようで、以前の中野好夫さんの訳で学生の時に読んで、その後、大岡玲さんの訳で読んで、その時その時で感じることが違いました。
自分自身も変化しているし、時代も違っているし、翻訳する人も違うので、一つの小説がまるで生き物のようでした。
「月と六ペンス」はゴーギャンをモデルとしていて、月は理想を、六ペンスは現実を表していると言われています(月は芸術、六ペンスは世俗、とも言われている)
夢を追って、ゴーギャンは安定した地位(画家になる前は証券マンだった)と妻子を捨てたんですよ。
「やっちまったな!」と私なんかは思うんですが、ゴーギャンはそんなこと思わなかったでしょうね。

本の話を書いたついでに友だちの宣伝を・・・
以前、このブログにも登場した邯鄲堂という古本屋さんですが、移転されました。
古いラムネ屋さんをグランドラインという建築ユニット(?)の方がリノベーションされた建物のようです。
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中はこんな感じで、以前より広いです。

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邯鄲堂の新しい住所
鳥取市吉方町2丁目311
一台分の駐車場もあります。

 

 

楕円の夢

大山のジュピタリアンヒルの中にある木星ドームで行われた寺尾紗穂さんのライブに行ってきました!
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印象としては大貫妙子さんのような、懐かしいような新しいような雰囲気の歌でした。
すいません、あんまりよく知らずに行きました・・・。
実は、この前の週に結婚式があり(自分の)その時、山ノ内さんに「お祝いに招待しますよ」とこのライブのことを言われたのです。
どんな人だろうと調べもせず、なんとなく面白そうだと思って行きました。
行って良かった!
寺尾さんは少女のような方でした。
しかし、家に帰ってから、調べたら意外と年が近いことがわかり、あと、色々と著作もあり意外と社会派な一面もあるのだと知りました。
現在、全国ツアー中だそうですが、野外ライブは今回が初めてだったそうです。
木星ドーム自体がとても面白い場所なので、他のミュージシャンもここでライブやらないのかな、と勝手に期待しています。

自分の結婚式があった、と書きましたが、その際にロビーに山ノ内さんの作品も展示していただきました。
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自分の作品も勿論展示しました。
いつかコラボしたいな、と思っていた方なので、図らずもコラボっぽくなって良かったです。
今年は結婚により生活が激変し、制作と発表が殆どできていないので、1日限りですが展示ができて良かったです。

寺尾紗穂オフィシャルウェブサイト
http://www.sahoterao.com/#