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Archive: 2016年05月

ニトロちゃん

無心での展示が終わりました。
今回の展示は1ヶ月という長い期間で、ゴールデンウイークも挟んでいたこともあり、沢山の方にご高覧いただきました。
また、出産直後だったこともあり、スタッフの方にも大変お世話になりました。
ありがとうございました。
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先日、同時期に開催していた北斎展に行ってきました。
北斎は生涯で90回以上引っ越しをしたり、片づけをしなかったエピソードが有名ですが、あの独特の視点の浮世絵といい、ADHDだったのかもしれません。
ADHDの特徴は多動や不注意ですが、片づけが苦手で自分のやりたいことには集中できるのに、興味がないことには集中できず、人の話を聞いていないように見えるのも特徴です。
ただ、ADHDの人は独創的で、常識では考えられないアイデアを出す人が多く、漫画家やアーティストには多く見られます。
会田誠もエッセイに自分のADHD的特徴を色濃く受け継いだ息子が学校で暴れて、しょっちゅう嫁が呼び出されているというようなことを書いています。
それでいて、困った風ではなく、息子を「星の子」と名付けているそうです。
それぐらい大らかに考えられたら素敵なことです。

発達障がいのある著者が自分の子ども時代を漫画化した作品。
「ニトロちゃん」(沖田✕華)
当事者の声というのはとても参考になって、ニキリンコさんの本や「自閉症だったわたしへ」なども自閉症の人の追体験ができます。
この漫画では小、中学校の先生に誤解され、厳しく指導されるシーンが多くて、胸が痛くなります。
漫画に描くことが復讐になっているようですが、描くことによって、カタルシス効果が得られたのではないかと思います。
あとがきに著者が「同級生に話を聞いたら、『あの先生、いい人だったじゃん』という意見があり、耳を疑った」というような内容のことを書いていたが、当事者以外はそんなもんなのかもしれません。

生まれました。

はい、ドーン!

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(裸に見えますが、薄いピンクのロンパースを着ています)
一ヶ月前に子どもを産みました。
常に機嫌が悪そうな顔をしている子どもで(この写真はまだマシな方)、夫にも「眉間の皺はデフォルト(初期設定)」と言われています。
私は密かにおなかにいる時のストレスの所為なのではないか、と思っていますが・・・。
妊娠中、母親がストレスにさらされているとコルチゾールというホルモンが分泌されて、子どもに母親のイライラが伝わり、おなかの中で身をすくめているそうです。
そこで、漫画の紹介です。
「ママだって、人間」(田房永子)
出産前に読んだので、予習になった。
年が近い著者の妊娠→出産→子育て漫画で、かなりリアルに感じた。
「この間まで焼肉食べてたのに、桃一切れしか食べられない・・・」とか(私は食べない方が具合が悪くなったので、絶えず物を食べていて、最終的に17kgも太った)、出産が山登りみたいで楽しいとか、自分で産んでおきながら「どうしよう、大変なものを産んでしまった・・・」と不安になったり、私だけじゃないんだな、と勇気を貰った。
特に、出産が痛くないという風に描写されていたので、出産自体を楽観視するようになったけれど、そこだけは嘘でした。
嘘というか、個人差?
私は破水してから産まれるのに33時間もかかって、陣痛に耐えてる時間が長かったので、「マジでムリ!!産むのやめる!!」って感じでした。
1ヶ月違いで子どもを産んだ同級生は陣痛がきてから、病院に行ったら2時間で産まれたらしいし、お産は人それぞれです。
生まれたら、クライマーズハイみたいになって痛かったのを忘れたけど。
というか、私は生まれた子を見るまで自分の中にとんでもない化け物が入っているんじゃないか、と思っていて、ものすごく不安でネットで障がいやら奇形やら、更には凶悪事件やら調べて、一人不安に駆られていた。
講習で染色体異常やら、育児ストレスで母親にバットで殴られた赤ちゃんの話やら、無脳症の話を散々聴いていたり、羊水検査をするように言われたり(結局しなかったけど)して、親に「子どもが楽しみだ」と言われても「この中にはとんでもないものが入っているかもしれないのに、何を呑気なことを言っているんだ」と思うようにまでなっていた。
だから、出てきた子どもを見て「ほんとに人間が入ってたんだ~」と安心した。

もう一つ。
「ダーリンは70歳」(西原理恵子)
短期間で重版がかかって、話題になっているらしい。
誰が70歳かというと西原理恵子の今の彼氏、美容整形外科医の高須先生が70歳で、50歳と70歳のカップルの話(お互いの伴侶には先立たれている)
あの鴨ちゃんの次が何故、高須先生なのだろう・・・と思ったが、元々高須先生が西原さんのファンでファンレターを書いていたらしい。
ファンレターって・・・
高須先生ならあらゆるツテを辿れば、好きな漫画家ぐらい紹介してもらえるだろうに。
しかも、好きな漫画家が大島弓子や萩尾望都じゃなくて西原理恵子っていうところに高須先生独特の感性を感じる。
高須先生は昭和大の医学部を出ているのだが、そこ出身の女医さんが「本気で医者と結婚しようとしている薬学部や看護学部の生徒には敵わない」と言っているのが描かれていたが(医学部は勉強が忙しいので、薬学部や看護学部の女子の方が女子力が上)、私の夫の従兄がそこの薬学部卒で「薬学部って女の子が多いんでしょ?」と訊いたら「親に医学部の男を捕まえて来いって言われてる女子ばっかでさ~」と言っていたのを思い出した。
実際、そんなことが世間では行われているとは知らなかった。
西原さんの場合・・・
20歳の西原理恵子は頑張ってやっとそれなりの美大に受かり、働かない男と同棲。
そして、今の西原さん(50歳)が現れて「死ねや、私ー!」と言って、20歳の自分を斬る。
西原さんは言う「本気で最良物件つかむ気なら、婚活は18歳から全力疾走。己の持っているものを全て使うべし!」
私も20歳の自分に会えたら、同じことを言うと思う。
娘にはよーく言って聞かせないと。
間違っても、売れない小説家とか劇団員とかアーティスト志望のフリーターとかとつき合わないように。