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Archive: 2016年09月

ちづる

以前、交流会でお会いした(映画の宣伝に来ていた)赤﨑正和さんの「ちづる」を観ました。
この映画は赤﨑さんが自分の妹(自閉症・重度知的障がい)と母を1年間撮影したドキュメンタリーで、赤﨑さんはこの作品を立教大学在学中に撮られたそうです。
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妹と母と3人の生活は一見幸せそうに見えるけど、お父さんは事故で亡くなって、自分も進路の悩みがあって、現在働いていない妹を将来的にどうするか・・・とかそんな話も出てきます。
かと言って、重い雰囲気の映画ではなく、妹がアイドルから年賀状が来たと喜んでいたり(ほんとうは母が書いたもの)、母のお金を盗んでとっくみ合いの喧嘩になったり、千鶴さんがかわいいです。

 

もう一つ、グループホームを舞台にした映画「くちづけ
レビューを見て、これは絶対好きそうな映画だ、と思ってDVDを購入しました。
「メゾン・ド・ヒミコ」みたいな感じだろう、と。
(マイノリティーがそれぞれ事情を抱えながら、共同生活をしているという点で)
しかし、もうちょっと社会派な映画でした。
でも、「ちづる」よりはエンターテインメント性のある作品で、最後死んでしまうんだけど、そこがセンチメンタルすぎるというか、私としては「親なき後、生きていけるようにするのが、親の務めだろうが!殺すなよ」と思ってしまいました。
ですが、この脚本ができたきっかけというのが宅間孝行さんが新聞で「余命3ヶ月の父が知的障がいのある息子を殺害」という数行の記事を見たことによるものだそうです。
じゃあ、仕方ないか・・・。
結論としては、映像も綺麗だし、貫地谷しほりもかわいいし、面白いです。
でも、なんだろう・・・
知的障がい=子どもっぽい=純粋みたいな描き方とか、ウーヤンの妹が兄の所為で婚約破棄されたりするのとか、施設の娘の同級生のギャルが「お前ら、キモイんだよ」と言ってくるとか、障がい者を取り巻く環境の描き方がステレオタイプって感じ。
グループホームでの生活は夢のように美しいです。
でも、それは守られた世界での話だから、外の世界にはマコをホテルに連れ込む男がいたり、暴言を吐いてくるギャルがいたり、お金のシビアな問題があったりするわけだから、親は悲観的になってしまうのかもしれません。

 

子どもができて以降、何でも親目線で見てしまって、何か事件があると「娘がこんなことに巻き込まれたらどうしよう」とか「こんなことをしでかしたらどうしよう」とか「この子は現役で大学に行ったら、その時期ちょうど天中殺だ。浪人した方がいいかもしれない」とか、とにかくしなくていい心配をしてしまうようになってしまいました。
(そんなんだから、便秘したとか熱出したとかですぐ病院に行く)
障がいがあったら、尚更、親はちょっとしたことで不安になってしまうのかもしれませんね。
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そんな娘も半年経ちました。
超元気です。

 

街角アート

あいちトリエンナーレを観に行った時、街中に作品があるって面白いなと初めて思った。
越後妻有も瀬戸内芸術祭も行ったけれど、あれは周りが田んぼだったり、田舎の島だったりして、そこに現代美術を持って来たら、それは不思議な景色になって面白いのはわかりやすい。
あいちは場所が名古屋市だったこともあり、都会で建物が乱立しており、その隙間に「あー、あれ?作品?」と宝探し形式で観て回った。
スペインのグエル公園も行ってみたいとずっと思っていて、「新婚旅行で是非」と夫にねだっていたのだが、乗り物酔いするから長時間のフライトに耐えられないと言われ、その内に子どももできて結局行けなかった。
それで、この間、東京に行った時にドラードギャラリーに行ってきた。
なんとなく、ガウディの建設したカサ・バトリョのようなイメージのアパートで1階に画廊が入っていた。
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↑こんな感じの陶器がくっついていたり、都心にも出やすいし、ここに住んだら楽しいだろうな、と思った。
こんなアパートに住みたいな、こんな街に住みたいな、という場所が日本には少ないように感じる。
ヨーロッパなんてどこに行っても街並みが美しくて、こんな所に住んだら毎日が映画の主人公みたいな気分になるに違いないとわくわくする。

 

街の中で見かけるアート(?)で、もう一つすごい人を見かけた。
それは派手な帽子をかぶって横浜をママチャリで走るオジサンだ。
宮間英次郎さんという人らしくて、私が見かけた時は耳にビーカー(結構大きめの)をつけていて、その中に本物の金魚がいた。
トレードマークの帽子には「お母さん ぼくはここにいます」と書かれていた。
アーティストだと知らなかったので、普通にヤバイ人だと思った。
それはこの間の話ではなく、10年前の話。
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宮間さんは毎日がわくわくに違いない(笑)
どこにいても、自分がアートなのだから。